これまでの「今月の言葉」たち

2016.12月

 

『色はただの色ではなく、木の精なのです。

 色の背後に、一筋の道が通っていて、

 そこから何かが匂い立ってくるのです。』

 

志村ふくみさんの言葉

2016.11月

 

『人格ではなく、面影だけ。それが日本の神の本質です。』

 

松岡正剛さんの言葉

2016.10月

 

『稲、かつてこれほど日本人が心をくだき、苦闘した草はない。

 人々は稲霊(いなだま)を感じ、その結実を神に感謝した。』

 

季刊「銀花」1978第三十五号(秋)より

 

 

2016.9月

 

『姫は唯、山を見ていた。

 依然として山の底に、ある俤(おもかげ)を観じ入っているのである。』

 

    折口信夫『死者の書』より

 

2016.8月

 

『日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう。それからまた出るでしょう、そうしてまた沈むでしょう。―赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、―あなた、待っていられますか』

 

  夏目漱石『夢十夜  第一夜』の言葉

2016.7月

 

『諸君が困難にあい、どうしてよいかまったく分からないときは、いつでも机に向かって何か書きつけるがよい。』

 

  『小泉八雲』の言葉

2016.6月

 

Always let your conscience be your guide.

     いつも自分の良心に従いなさい

 

  『ピノキオ』より

2016.4月

 

全ての人は芸術家である

 

        ヨーゼフ・ボイスの言葉

2016.5月

 

「世界は人間なしに始まったし、

   人間なしに終わるだろう」

 

  レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』より

 

2016.3月

 

片手だけでは拍手できない。

片足だけでは歩けない。

右手と左手が感応して拍手になり、

右足と左足が感応して歩く。

だから相手が感応するまで祈り続けなさい。        空海の言葉

 

2016.2月

 

一生おなじ歌を 歌い続けるのは

だいじなことです むずかしいことです

あの季節がやってくるたびに

おなじ歌しかうたわない 鳥のように

 

『たいせつな一日』 ( 岸田 衿子 詩集) より

2016.1月

 

宝島なんてないと思ってる子供たちがたくさんいる。

 

だけど、本当はそう思い込んで世界を狭く

してるだけじゃないのかなあ。

会えたら素晴らしい人とか心打たれる

風景はたくさんある。

 

出会う前、見る前に諦めちゃいけない。

 

               宮崎駿さんの言葉

2015.12月 すべてのみえるものは、みえないものにさわっている。 きこえるものは、きこえないものにさわっている。 感じられるものは、感じられないものにさわっている。 おそらく、考えられるものは、考えられないものに さわっているだろう。 志村ふくみ「色と糸と織と」より、 ノヴァーリス『断章と研究』の一節
2015.11月 まことに、人間の遭遇ほど、味なものはない。 折口信夫先生の言葉
2015.10月 何もしないコンピュータは、いちばん大事な機能を果たしていない。だが何もしていない 人間は、じつは神の啓示を受けている最中かもしれない。 スーザン・グリーンフィールド(神経学者)の言葉
2015.9月 君たち、漫画家を目指すんだったら漫画で勉強しなさんな。 いい映画をたくさん観なさい、いい小説をたくさん読みなさい、 いい音楽をたくさん聴きなさい。 そして、それから自分の世界を作りなさい。 手塚治虫先生の言葉
2015.8月 「時計というのはね、人間ひとりひとりの胸のなかにあるものを、きわめて不完全ながらもまねて象ったものなのだ。光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。」 ミヒャエル・エンデ「モモ」より
2015.7月 あらゆるものが一個の全体を織り成している。ひとつひとつが互いに生きて働いている。 ゲーテ 「ファウスト」より
2015.6月 「深い渓谷にこだまする妙音の、そのいかなる音楽よりも尊く美しい声を聞いたことがありますか。 若空無我常楽我浄と、それは鳴く。」 『藤原新也 メメント・モリ』より
2015.5月 「むずかしいことはやさしく、やさしいことはふかく、ふかいことはゆかいに、ゆかいなことはまじめに書くこと」 井上ひさしさんの言葉より
2015.4月 「身体に気をつけて病気をしないように、そうしてあなたの青春に思いがけなく恵まれた好機を十分に利用することを心掛けるとともに、運命の女神は気紛れで仮借なく酷薄だということを忘れないでいらっしゃい。」 『野上弥生子随筆集』(岩波文庫)より
2015.3月 「武蔵野を散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの道でも足の向く方へゆけば、必ずそこに見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある」 国木田独歩の言葉より
2015.2月 私たちの生き方には二通りしかない。 奇跡など全く起こらないように生きるか、 全てが奇跡であるかのように生きるかである。 アインシュタインの言葉より
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