小島印房は判子屋です。
昭和8年の創業以来、多くの人に支えられ、判子に携わってきました。
判子はメソポタミアからはじまる長い旅の中で日本にもたらされ、
証拠や信用のしるしとして重要な意味を与えられてきました。
今では、人生の節目や、意思のしるしとして、日々の生活に定着しています。
大切な書類に押す判子から、花押や落款、手紙に押すスタンプまで、
幅広い種類のものがあります。
大切な契約などの際、判子を押す前に一呼吸、名前が彫られた印面を確認します。
これは、印面の上下を確認する為でもありますが、
もう一度、自分の意思を確認する為の時間でもあります。
自分の名前を見つめるその瞬間、自分自身の内側と通じるような感覚になります。
判子は、それぞれの節目や決断の時に、ひとりひとりの気持ちに寄り添う道具です。
だからこそ、判子はその人らしくあってほしいと思っています。
小島印房では、末永くお使いいただく道具として、大切に判子をお作りしています。
人生に訪れるひとつひとつの選択が、その人らしくあるように。
そんな気持ちを込めて判子をお届けできればと思っております。
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